グレゴリー(Gregory)とは?
グレゴリーは1977年、ウェイン・グレゴリー氏がアメリカ・カリフォルニア州サンディエゴで創業したバックパック専門ブランドです。ウェイン氏は14歳のときにボーイスカウトのプロジェクトとして木製フレームパックを自作したことをきっかけに、バックパック設計の道を歩み始めました。創業翌年には背中と背骨の湾曲に沿ってカーブするフレーム設計を発明し、現代のアウトドア用バックパックの基礎を築いた存在として知られています。
「バックパック界のロールス・ロイス」とも称されるほどの圧倒的なフィット感と耐久性を持ち、登山・ハイキング・キャンプはもちろん、日常使いやビジネスシーンまで幅広いユーザーから支持されています。2010年代以降はサムソナイト傘下となりグローバル展開をさらに強化しています。
グレゴリーの3つの特徴
①人間工学に基づいた圧倒的なフィット感
ハーネスやヒップベルトを体の形状に合わせて設計するのがグレゴリーの最大の強みです。バルトロシリーズではSからLまでの複数トルソーサイズを展開し、オーダーメイドに近いフィット感を実現しています。重い荷物を背負うほどその差が実感できる設計です。
②高い耐久性と素材へのこだわり
登山の過酷な環境下でも使い続けられる素材と縫製品質を追求しています。ファスナー・バックル・ハーネス素材まで細部にわたって耐久性が検証されており、長期間の使用に耐える設計が評価されています。
③登山からデイリーユースまで幅広いラインナップ
大型登山用から軽量デイパックまで、用途・容量・性別・体型に応じた豊富なシリーズを展開しています。機能性を維持しながらスタイリッシュなデザインも両立しており、アウトドアとファッションの両方で通用するブランドです。
グレゴリーの主要シリーズ
バルトロ(BALTORO)65・75・85L
グレゴリーを代表するフラッグシップモデル。2008年の誕生以来、テント泊縦走や雪山登山など重装備を要する山行で絶大な信頼を得ています。オートフィット機能による体へのフィット感はトップレベルで、容量65Lあれば無雪期3〜4泊に対応できます。
ズール(ZULU)28・30・35・40L
クロスフローサスペンションによる高通気性が特徴の中型モデル。背中とバックパックの間に空気の流れが生まれ、蒸れを大幅に軽減します。日帰りから1泊の山行やキャンプでの使い勝手が高く評価されています。
デイパック(DAY PACK)26L
グレゴリーの定番中の定番。ティアドロップ型の美しいフォルムと斜め開きのフロントポケットが特徴で、旅行・アウトドア・日常使いまで幅広く活用できます。ブランドのアイコン的存在です。
スタッシュ(STASH)18・28L
超軽量・コンパクト設計のデイハイク向けモデル。折りたたんで小さく収納でき、旅行のサブバッグやキャンプでのサイドトリップに最適です。
テールメイト(TAILMATE)XS・S・M
ヒップバッグ・ウエストポーチとして使えるコンパクトな小型バッグ。キャンプでの近距離移動やフェスなど身軽に動きたいシーンで重宝します。
キャンプでのグレゴリー活用シーン
グレゴリーのバックパックはキャンプシーンでも高い実用性を発揮します。ズールシリーズはデイキャンプや近距離トレッキングとの組み合わせに最適で、クロスフローサスペンションが夏場の蒸れを軽減します。バルトロは連泊のキャンプツーリングや山岳テント泊での使用実績が豊富です。ポーチ・サコッシュなどの小物類はギア整理に便利で、キャンプサイト内での小物管理にも活躍します。
グレゴリーがキャンパーに選ばれる理由
半世紀近くにわたって培われたフィッティング技術と素材へのこだわりが、グレゴリーをアウトドアユーザーから支持され続けるブランドにしています。価格帯は決して安くありませんが、長期間使い続けられる耐久性と、荷物を背負うほど実感できる圧倒的な背負い心地は、一度体験すると他のブランドに乗り換えにくいと言われるほど。キャンプから登山・日常まで「一生もの」として選ばれるバックパックブランドです。

