キャンパーに愛され続けるフランスの名品
キャンプの定番ナイフといえば、やはりOPINEL(オピネル)。その中でもシリーズの中心的存在が「No.08 ステンレススチールモデル」です。美しいフォルムと実用性を兼ね備え、料理から薪割り、クラフト作業までこなせる万能折りたたみナイフ。錆びにくく、お手入れも簡単。アウトドア初心者からベテランまで愛用される理由を詳しく見ていきましょう。
ステンレススチールの刃|錆びにくく、メンテナンスが簡単

刃には実用硬度HRC55〜57のステンレススチールを採用。一般的なカーボンスチールに比べて錆に強く、水や湿気の多い環境でも安心。キャンプでの調理や洗浄後も、頻繁なメンテナンスを必要としません。切れ味は鋭く、果物や野菜、パンなどをスムーズにカット。薪のフェザースティック作りにも適しており、アウトドアでの“万能ナイフ”として人気です。刃には「OPINEL」ロゴと王冠を戴く手の刻印、そしてステンレスを意味する「INOX」の文字が入っています。
天然ブナ材のハンドル|手に吸い付くような握り心地

ハンドルにはフランス産ブナ材を使用。木目が細かく密度が高いため、強度と耐久性に優れています。手に持つとほんのり温かみがあり、滑りにくく握りやすいのが特徴。長時間使用しても疲れにくく、調理や細かな作業にも最適です。表面には透明ニス仕上げが施され、水や汚れに強く、アウトドアでの使用にも耐える仕様。自然素材ならではの個体差も味わい深く、使い込むほどに風合いが増していきます。
安全ロック機構「ビロブロック」搭載|安心の使い心地

オピネル独自の安全ロック機構“ビロブロック(Virobloc)”を搭載。このリング式ロックは、刃を出した状態でも折りたたんだ状態でもどちらも固定可能**。使用中の誤動作を防ぎ、持ち運び時の安全性も確保します。構造はシンプルながら信頼性が高く、軽量な47gという扱いやすさを損なうことなく安全性を高めています。初心者でも安心して使える仕組みです。
職人による精密な手作業で仕上げられた一本

オピネルのナイフは、今もフランス・サヴォワ地方で熟練職人の手作業によって製造されています。1本ずつ丁寧に研磨・組み立てられ、微妙な角度の調整や木の仕上げに手仕事の温かみが感じられます。同じモデルでも微妙に表情が異なるのは、天然素材と職人技が生み出す“個性”。機能性と工芸美が融合したナイフです。
使用方法

① 使用時はリング(ビロブロック)を回してロックを解除。
② 刃をゆっくり開き、再度リングを回して固定。
③ 収納時も同様に刃をたたんだ後、ロックしておくと安全です。
刃が少し固い場合は、傷つける恐れのない場所でハンドルを軽く打つとスムーズに動きます。
スペック

・品番:41438
・刃渡り:約85mm
・重量:約47g
・材質:刃=ステンレススチール(HRC55〜57)/ハンドル=ブナ材
・ロック機構:ビロブロック(Virobloc)
・生産国:フランス
コンパクトで持ち運びしやすく、バックパックやクッキングツールと一緒に収納できます。キャンプ・登山・釣り・家庭料理まで幅広く活躍。
使用上の注意

・正当な理由なく屋外での携帯は禁止されています。
・天然木ハンドルのため、木目・色合いに個体差があります。
・使用後は汚れを拭き取り、乾燥させてから保管してください。
・長期使用で開閉が固くなった場合は、可動部に少量のオイルを塗布してください。
実際に使って感じたポイント

・刃の出し入れがスムーズで扱いやすい。
・フルーツやパン、肉など調理用としても優秀。
・ステンレスなのでサビを気にせず使える。
・ビロブロックのロック感が安心。
・木製ハンドルの質感が抜群で、見た目にも温かみがある。
・47gと軽量で持ち運びも苦にならない。
こんな人におすすめ

・初めて折りたたみナイフを購入する人
・メンテナンスの手間をかけたくない人
・キャンプやアウトドアで料理を楽しみたい人
・無骨すぎず上品なデザインを求める人
・一生モノのナイフを長く愛用したい人
まとめ|美しく実用的。折りたたみナイフの定番

OPINEL ステンレススチール No.08は、デザイン、機能性、耐久性のすべてが高次元でまとまった折りたたみナイフ。錆びにくくお手入れも簡単、しかも手にしっくり馴染むブナハンドルの温もりが魅力。「初めての一本」としても、「長く使う一本」としても間違いのない選択肢です。シンプルなのに美しい──これこそが、100年以上愛され続ける理由です。

コメント